まじめ
「良性発作性頭位めまい症」を患ったはなし

「良性発作性頭位めまい症」、それは突然やってきた

夕方子供と遊んでて、ラグビー選手ばりのアタックをしかけてきたので受け止めたまま、ごろんと後ろに倒れたところ、天井がぐるぐると回り始める。

あまりにも強烈なめまいのため目を瞑るが、目を瞑っても強烈な回転感覚が・・・まるでコーヒーカップアトラクションで激しく回されたあとのような感じ。

ごろんと後ろに倒れたといっても、胡坐をかいた状態でなので頭を強く打った感覚はなかったけれども・・・

と、暫くするとめまいは治まり、めまいのため吐き気はあるものの、何事もなかったように。

ちょっと怖いな、と思いながらも治ったのでお風呂に入り、早めに寝ようと布団に寝転がると、再び天井が回転し始める!

ぐるぐると回転する世界で明日、病院へ行こうと決めたのであった。

めまいは、内科?脳外科?どこで受診すればいい?

次の日、目を覚ました時には気分が良かったのだけれども、体を起こすと再びめまいが。もしかして脳? と思って手足を動かしてみる。自己判断では動いているようだった。家族にろれつは回っているか聞いたが、特に問題ない。との事。とは言え、異常ではあるので病院に行こうと、スマホを手に取り近くの病院を調べようと思ったところ、疑問が。「診療はどの科でうければいいのだ?」

とりあえず、「めまい 何科」で調べたところ、耳鼻科でめまいを診てもらえるとのこと。ただ、後述しますが、運動機能や呂律が回らないなどの症状がある場合は、耳鼻科ではなく脳神経外科、神経内科のが良いそうです。

ということで、朝一で耳鼻科へ。問診表にめまいの項目がしっかりとあって、耳鼻科で見てもらえるんだなぁ〜と一人でうなずいていました。

診療では、簡易的な手の動作確認(脳に障害がないか)等を診療してもらい、特殊なゴーグルのような物で目の動きを診てもらえました。ただ、診察では横にならなければならず、再びめまいを起こして先生の指示に従うことでいっぱいっぱい(涙

で、グロッキーな状態で先生に、多分「良性発作性頭位めまい症」だろうと。だろう、というのは、脳の検査は簡易的なもので耳鼻科の機器じゃ調べられないから、と。なので、激しい頭痛や、運動障害、呂律が回らないなどが今後でたら脳神経内科に行ってください、と告げられる。あとは、めまいを起こす病気のカラーイラストの表を見せながら次のような点を教えてもらう。

  • 特定の姿勢の時に回転性のめまいが出る
  • 耳鳴りなどはしない
  • めまいは長時間続かず、長くとも数分で治まる
  • 眼振が出ている

この点から、「良性発作性頭位めまい症」だろうということ。と言われまして、初めて聞く病気だなぁ〜と。でも脳ではなさそうだ、胸をなで下ろす。病名をもらうと人間はほっとするものです。メニエールじゃないかと思って受診される人が多いらしいですが、メニエールの場合はどんな姿勢でもめまいが来る、耳鳴りがするなど症状の違いがあるそうで。良い勉強になりました。

治癒は基本待つべし

原因は、何ならかの要因で耳石が三半規管に迷い込んでしまうことで起こってしまうとのことで。基本は自然に出る事を待つしかない。と衝撃の事実を伝えられる。ただ、めまいはつらいだろうから、症状を抑える薬を飲みながら治るのを待つしかないと。

早い人は数日で、長いと一ヶ月以上かかる人もいる。とのこと。あと大切な事で、日常生活を普通に送ること。吐き気などがあまりに強い時は無理しないほうがいいけれども、頭が動かないことには耳石が出てこないとのことで、散歩したり、家事をこなすなどの日常生活を送ること、といわれました。

ちなみに、吐き気止めの薬の名前が「ドンペリドン」・・・誰だ!この名前つけたのは!

最後に

個人的な症状なのかもしれませんが、めまいの他に目が異様に疲れました。眼振のせいでしょうか・・・

診療から一週間ほどしてから突然治りました。というのも、耳石が出てくればすぐ治るらしくて、横になったときに天井が回らなくなると驚く程気分爽快です。